日本語と韓国語は、文の構造や語感が似ていると感じられる場面が少なくありません。そのため、日常会話や一般的な文書であれば、ある程度自然な意訳でも意味が通じることがあります。しかし、契約書、陳述書、委任状、在留資格関連書類、行政機関への提出書類のように、法律効果や手続と結びつく文書では事情が大きく異なります。
このような文書で重要なのは、「だいたい似た意味かどうか」ではありません。原文が持つ権利・義務・要件・例外が、正確に生きているかどうかです。法律関係の文書では、ひとつの単語、ひとつの助詞、ひとつの語順が、解釈の方向を変えてしまうこともあります。とりわけ日本語と韓国語は似て見えるからこそ、その近さがかえって実務上の誤解を生むことがあります。
当事務所では、日本語・韓国語における法律コミュニケーションにおいて、まさにこの点を最も重視しています。単に文章を別の言語に置き換えるのではなく、その文がどの手続で、どのように読まれ、どのような意味で受け止められるのかまで含めて確認します。通訳についても同様です。言葉を「分かりやすく伝える」だけではなく、当事者の意思や文書の意味がゆがまないよう、細部まで丁寧に確認しながら対応することが重要だと考えています。
法律翻訳は一般翻訳と何が違うのでしょうか
一般的な翻訳では、読みやすさや自然さが重視されることが多くあります。一方、法律翻訳では、自然さだけでは十分ではありません。原文が構成している法的な枠組みを、正確に伝える必要があるからです。例えば、契約書における義務条項、例外条項、条件条項、損害賠償に関する表現、解除事由、届出義務、許可要件などは、おおよその意味が合っているという程度では処理できません。
また、法律翻訳は単なる言語作業ではありません。どの機関に提出される文書なのか、どのような審査や確認の場面で用いられるのか、説明用なのか提出用なのかによって、翻訳の方向性や形式も変わります。同じ文章であっても、契約内容を理解するための参考訳と、正式提出を前提とした翻訳では、求められる精度が異なります。
| классификация | 一般翻訳 | 法律翻訳 |
|---|---|---|
| Цель. | 自然な意味の伝達 | 権利・義務・手続・要件の正確な伝達 |
| 重視点 | 読みやすさ、表現の自然さ | 文言の正確性、用語の一貫性、法的効果 |
| 許容範囲 | 状況によって意訳も可能 | 恣意的な意訳は危険 |
| Check Point | 文として自然かどうか | 原文の意味が正確に維持されているか |
| 主なリスク | 不自然な文章、伝達力の低下 | 誤解、紛争、審査の遅れ、手続上の不利益 |
法律通訳はなぜより慎重さが求められるのでしょうか
通訳は、翻訳以上に難しさを感じる場面があります。文章をじっくり見直す時間がなく、その場で即座に判断しなければならないからです。特に、相談、面談、確認手続、契約内容の説明、陳述の確認など、法律や行政手続と結びつく場面では、通訳上のわずかな揺れが、そのまま理解の差につながることがあります。
例えば、本人が「可能だ」と理解した内容が、実際には「一定の条件を満たせば検討の余地がある」という意味にとどまる場合もあります。反対に、相手方が「原則として難しい」と述べた内容を「絶対に不可能」と受け取ってしまえば、その後の対応方針そのものが変わってしまいます。このように、法律通訳は単に分かりやすく柔らかく伝える技術ではなく、意味を正確かつ過不足なく伝える作業です。
| классификация | 一般通訳 | 法律通訳 |
|---|---|---|
| Цель. | 円滑な会話とコミュニケーション | 正確性・完全性・中立性を保った伝達 |
| 通訳のあり方 | 要約や整理が入ることもある | 省略・追加・変形を避けることが重要 |
| 必要な力 | 語学力、瞬発力 | 法律・行政用語の理解、文脈判断、表現の統制 |
| リスク | ニュアンスのずれ | 陳述のゆがみ、説明不足、手続上の誤解 |
日本語と韓国語の間で特に問題になりやすいポイント
1. 主語が省略されると、責任主体があいまいになります
日本語も韓国語も、主語が省略されることが多い言語です。しかし、法律文書では、誰が何をしなければならないのかが非常に重要です。「提出しなければならない」「確認する必要がある」「届出が必要である」といった表現は、主体が明確でなければ、実務上すぐに混乱が生じます。
2. 似ている表現でも、法的な強さが異なります
「できる」「しなければならない」「望ましい」「原則として」「相当である」「必要がある」といった表現は、日常的には近い印象を持たれることがあります。しかし実務では、それが裁量なのか義務なのか、単なる推奨なのか、例外を含むのかによって意味が大きく異なります。
3. 行政用語を日常語の感覚で訳すと危険です
許可、認定、届出、受理、交付、提出、補正、返戻といった言葉は、似たように聞こえるかもしれませんが、手続上の意味はそれぞれ異なります。例えば「受け付けられた」と「許可された」は全く別の段階です。こうした語を日常表現の感覚で処理すると、依頼者が現在の状況を誤って理解してしまうおそれがあります。
4. 契約書は条件と例外を最後まで追わなければなりません
契約書では、基本ルールの後に但書や例外が続くことがよくあります。前半だけを読むと一見単純な条項に見えても、実際には後半の但書に重要な意味が置かれていることも少なくありません。そのため、文を途中で区切って読みやすくした結果、条件関係や例外関係が見えなくなると、実務上大きな危険につながります。
5. 陳述書は感情表現よりも事実関係の構造が重要です
反省文、経緯書、確認書、陳述書などは、感情表現が自然であるだけでは十分ではありません。いつ、どこで、誰と、どのような経緯で、何があり、その後どのように対応し、今後どのような再発防止策をとるのかという流れが、論理的に整理されていることが重要です。そのため、法律関係の陳述文の翻訳では、言い回しの柔らかさよりも、事実関係の構造を正しく保つことがはるかに重要になります。
良い法律翻訳・通訳は「正確さ」と「理解しやすさ」を両立させます
実務では、もうひとつ大切な点があります。いくら正確な翻訳であっても、依頼者自身がその内容を理解できなければ、現実の対応につなげることが難しくなるということです。そのため、良い法律翻訳・通訳は、正確さだけを追い求めるものではありません。専門用語の意味を損なわない範囲で、依頼者が実際に理解し、次の行動を判断できるようにする説明可能性も重要です。
特に日本で行政手続や法律相談に関わる場合には、原文の表現をそのまま移し替えることとは別に、「この表現が実務上は何を意味するのか」を整理してお伝えする作業が重要になります。当事務所では、この点を大切にしています。提出用の文書は提出用として、説明が必要な部分は説明が必要な部分として、用途に応じて丁寧に整えます。
当事務所が重視している基準
当事務所では、日本語・韓国語の法律翻訳・通訳業務を行う際、単に訳文だけをお渡しする形では進めません。まず、その文書がどのような目的で使われるのかを確認します。どこへ提出する文書なのか、誰が読む文書なのか、説明用なのか正式提出用なのかによって、対応の仕方は変わるからです。
次に、用語の統一を重視します。同じ概念が文書ごとに異なる言葉で訳されると、かえって混乱が大きくなることがあります。特に契約関係の文書、入管提出書類、陳述書類、各種証明書類では、用語の一貫性が重要です。
また、当事務所では、ひとつの文を訳す場合でも、その表現が実際にどのような手続と結びつくのかまで確認します。単語を置き換えるのではなく、その文が実務上どのような意味で理解されるべきなのかまで含めて見ていくということです。こうした姿勢の違いが、最終的に細かなディテールを見落とさないことにつながると考えています。
| 確認項目 | 重要な理由 |
|---|---|
| 文書の使用目的の確認 | 提出用・確認用・説明用で翻訳の基準が異なるため |
| 用語の統一 | 同じ概念を別の言葉で訳すと解釈の混乱が生じるため |
| 原文構造の維持 | 条件・例外・義務の関係が崩れないようにするため |
| 実務文脈の理解 | 単なる翻訳ではなく、実際の手続と結びついた理解が必要なため |
| 説明可能性 | 依頼者が理解し、実際に対応できることが重要なため |
このような場面では、法律翻訳・通訳の違いが特に表れます
- 日本語の契約書を韓国語で正確に理解する必要がある場合
- 韓国語の陳述書や疎明資料を日本語文書として整える必要がある場合
- 在留資格、会社設立、各種許認可に関する書類を準備する場合
- 面談、相談、確認手続で、言葉のニュアンスや責任主体が重要になる場合
- 単なる翻訳ではなく、「この文が実際には何を意味するのか」まで説明が必要な場合
резюме
法律翻訳と通訳は、単なる言語サービスではありません。文書をきれいに言い換える作業でもなく、相手の話を分かりやすく伝えるだけの仕事でもありません。大切なのは、原文の意味を正確に保ち、その意味が実際の手続や実務の場面でぶれないように整理することです。
特に日本語と韓国語は近く感じられる言語だからこそ、より丁寧な確認が必要です。似て見える表現の中にこそ、誤解の原因が隠れていることがあるからです。当事務所では、日本語・韓国語の法律コミュニケーションにおいて、そうした小さな違いやディテールを見落とさないことを大切にしています。
契約書、陳述書、委任状、在留資格関連書類、各種行政文書の翻訳または通訳が必要な場合には、単に「翻訳できるかどうか」ではなく、「正確な意味と手続まで含めて見られるかどうか」という視点でご検討いただくことをおすすめします。実際の結果の差は、そうした細部から生まれることが少なくありません。
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Адресат: административный подьячий Юкико Хориучи
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